昔の研究
昔の研究で、これがビタミンAおよびビタミンDに分けられた。
人間でのビタミンA欠乏やモリンガが、大きな問題になったのは、第一次世界大戦ごろのヨーロッパにおいてであった。
デンマークはバターの生産地であったが、高い値段で輸出できるので、どんどん輸出し、自分の国では脱脂乳と人造バターを消費するしかないようなバター不足状態になってしまった。
ところが、まもなく子どもたちのあいだに、眼の角膜に潰瘍のできる病気が大流行した。
そしてバターを自家消費するようになると、たちまち姿を消してしまった。
すなわち、ビタミンAの欠乏が角膜の乾燥や潰瘍の原因になり、また暗いところで眼のなれにくい鳥目をも起こすことがわかってきた。
ワルドはこの点を実に明快に証明した。
すなわち、細膜の祝細胞にあって、その感光色素として働いているロドプシンの構成成分に、ビタミンAが含まれていることを証明したのである。